sacom works【さこむわーくす】
 刺繍技術から見た「失敗しにくいパッチ・ワッペンデザイン術」
 〜完全刺繍の萌えミリタリーパッチを作る!〜
 手書きのお客様はもちろん、グラフィックソフトをお使いのお客様まで必見!!
 糸と記事で再現する刺繍です。刺繍にあったデザインをすることで、より美しい仕上がりになります。
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この記事はsacom worksブログ
(パッチ・ワッペン製作sacom works)に掲載した
「萌えミリパッチを作る」を再編集したものです。
コンテンツ コンセプト
○はじめに
○ストーリー
【注意!】
○刺繍の制限
○下書き
○サイズ
○外周処理
○フォント
○サインペンで
清書する方法
○着色の注意
○入稿形式
○修正の苦悩
 
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ミキさん
   このページでは「キャラクターを刺しゅう化する」をテーマに
初心者の方でもできるパッチデザイン術を紹介します。
 
まぁやさん
 
ソフトを使ってデザインするお客様も、ご一読くださいね。
手書きの段階でしっかりしていると、いい刺しゅうワッペンに仕上がりますよ。

はじめに

   お客様のパッチを作るのも楽しいですが、自分で使うパッチ&販売品も作りたいなと考えて、萌えキャラ的なものを作ってみることにしました。
  今回は技術的に難しいキャラクター刺繍ができるまでを、刺繍技術やオリジナルデザイン考察も交えて、紹介したいと思います。
 
このパッチがいかにして仕上がっていくのか・・・
刺繍の精度をあげるためには、良いデザインが必要になるわけですが
果たして刺繍の世界で「良いデザイン」「向かないデザイン」とは・・・

 私は絵を描くのは好きですが、デザインというのは全く素人であり、独学でしかありません。あと、腱鞘炎がひどいのでペンを長時間持つのも辛いです。
弟が詳しいので、デッサンの本などを借りて本格的に勉強したいものですが、そんな時間もなく、結果独学のままです・・・あと、地元の刺繍屋仲間で「地域のゆるキャラ・萌えキャラを勝手に作ろう」という、まったっく進んでいないプロジェクトもあるので、この関連でもトライしてみようと考えたわけです。

 今回は、このパッチを作るにあたって思ったこと、考えたことをとりまとめ、刺繍ワッペンをデザインするうえでの参考となればと思いました。

(1)デザインやキャラクターに意味(ストーリー)を持たせる。


デザインを勉強している方も、そうではない方も、コンセプトをしっかり。
悩むほどに愛着のあるデザインになります。
もちろん、直感的なアイディアも大切♪
共通して「ストーリー性」を持たせると、デザインがまとまりやすいかも。
 
 
へぇ〜

でも先輩、私たちっストーリー性なんて、後付なんですよね・・・
   
それ言っちゃダメなやつだからね・・・。
 
 
あら、だめでした?
 

  まずはデザインやキャラクターのデザインをどうするか・・・という話ですが、萌えキャラに限らず、人気のキャラクターには基本設定だけじゃなく「ストーリー性」があるんだな、ということを感じましたまた、キャラクターを生み出す段階でストーリー性をもたせたほうが、キャラクターを作りやすいんだなということを、実際に作ってみて感じました。
 ストーリーは架空のものでも構いませんが、作りたいデザインやキャラクターのコンセプトがわかるストーリーがあったほうがいいです。
 チームワッペン、パッチなどはすでに「チームがある」という点でストーリーになっていると思うので、今回はオリジナルキャラクターを作るというお話で進めさせていただきます。

 各地で人気の「ゆるキャラ」がいますが、最も人気があるご当地ゆるキャラの
「くまモン」を例にあげてみましょう。

 熊本県の営業部長であるくまモンはかわいらしくシンプルなデザインで、しかしながら何千回とデザインを調整したというお話もあります。

 しかしながら、私にはべつのすばらしい戦略を感じました。
”熊本のクマ””阿蘇の熊牧場”などを連想されるものの、もし知名度がないなら”どこのキャラクターかわからない”という形になります。
 熊なら本州全国にいますし、北海道は木彫りの熊で人気ですからね。逆に「どこにでも通用するデザイン」であり、見事な戦略だとも思います。

 くまモンが爆発的に人気となったのは、デザイン性以上にそのPR戦略にあるのではないかと思います。
 あちこちの都道府県に出没し、
「なんだアレは!?」とネットやメディアに取り上げられる。
 十分すぎるストーリーですね。
 熊本県に関する、ものであれば版権がクリアされやすいなども、さまざまな要因はあるとは思いますが、その基盤は、くまモンのストーリー性にあると思います。

 同じくゆるキャラである
「ふなっしー」も、しゃべるうえにテンションが高く、影に”船橋市非公認”という涙ぐましいストーリーがあります。
 こちらはパソコンで30分程度で作ったという、これまた面白いストーリーがありますね。
 こうしたエピソードを含めて「ストーリー性」であるのではないかと思います。


 
パッチの話題に入りますが、趣味性の高いミリタリーパッチの世界でも、使われていた時代背景とか、いろんなストーリー性があります。
 たとえばどこの部隊で何年ごろに使われていた、どういう運用がされていた、どんな装備や戦略を持っていたetc・・・です。

 個人レベルでオリジナルパッチをデザインしたり、それにキャラクターを取り入れるならば、何らかのストーリー性があったほうが、ないよりもずっといいのではないでしょうか。ストーリー性を意識するか否かで、愛着の具合も違ってくると思うのです。



   
趣味性の高いミリタリーパッチのデザインには、部隊のスローガンや目的、愛称などが図案化されてますよね。

その後、部隊の運用や経験などの”歴史”を積み重ねて、デザインに重みが出てくることも。
 
 
ミリタリーパッチの世界って、歴史もデザインもいろいろで見てて飽きないですよね。
集めたくなるのもわかります♪

  今回の図案はsacom worksのPR用パッチで、萌えキャラとミリタリーパッチが得意であるという表現をするため、sacom worksのマークの三毛猫(ラッキーキャット)の女の子版としてデザインしていきます。そこからストーリーを膨らませながら、下絵を書いていきます。

 
 次のページから本格的な「パッチデザイン」について、技術的面から触れていきます。
 
先にデザインの話から書かせていただきましたが、「デザインありき」は多くの場合上手くいきません、ということを先に書いておきます。その2をクリックで本格的なデザイン法に触れてみましょう。

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コンテンツ コンセプト
○はじめに
○ストーリー
【注意!】
○刺繍の制限
○下書き
○サイズ
○外周処理
○フォント
○サインペンで
清書する方法
○着色の注意
○入稿形式
○修正の苦悩
 
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