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 sacom works的ワッペン製作・ワッペン作成専門用語集
 ※sacom works調べの用語集です。業者さんによって呼び名が違ったり解釈が違う用語がありますので、ご注意ください。
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sacom works製ワッペンの作成事例をご紹介。
これまでのワッペン作例
少数少量でも気軽にワッペン製作の秘密
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ワッペン製作料金の算出方法について記載しています。
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ワッペンのデザイン方法や注意点、材料等の使用、納期等について掲載しています。
デザイン・仕様・納期など

1.【データ作成料金・版代・型代(はんだい・かただい)】

 専用ソフトで刺繍データを作るための料金です。
 図案をデザインする
デザイン料金ではありません。

 最近の刺繍はコンピュータミシンで行っている場合が多く、コンピュータ制御のためデータを作る必要があります。
 これを刺繍業者さんではそれぞれ「版代」とか「版下代」、「型代」と様々な呼び方をしています。sacom worksでは「データ作成料金(版代)」と表示しています。

 「型代」という呼び方は、かつての刺繍機は「パンチカード」という器具を作って作動させていたことに由来していると思われますが、現在では業者さんによってはワッペンを切り抜く際ときの”金型”を製作することを指す場合もあります。他の業者さんからお見積もりを取られる場合は、よく注意してください。


2.【デザイン料金】

 「どうしても絵が苦手で・・・無理!」というお客様に代行し、大きさや色、モチーフにしたいものや入れたい文字などを聞き取りして、図案を考える作業費用です。
 別途
データ作成料金型代・版代)が必要になります。
 sacom worksでは、お客様が簡単な手書きの絵を書いていただければ、デザイン料金を請求せずにワッペン作成作業をさせていただいています。

3.【サテン縫い(さてんぬい)】

 刺繍の縫い方の技法のひとつで、縫いピッチの間隔が不定で、広い面積を縫うときはもちろん、文字や外枠のほつれ防止のためによく使われます。若干膨らむので、ボリューム感あふれる仕上がりになります。最近は帽子などに、フォーム材を封入した文字をサテン縫いし、ふくらみを持たせた刺繍をしたものが見られます。
 サテン縫いの上に文字や図柄を縫うと、サテンの糸がずれて下地が見えたり、文字や図柄の上にかぶって
干渉することもあります。
 サテン縫いは、
タタミ縫いに比べると縫いピッチが長いため、糸が切れてホツレたときに、その部分が目立つという弱点があります。


外枠、面、文字すべてサテン縫いのイメージです。

4.【タタミ縫い(たたみぬい)】

 縫いピッチが一定で短く、広い面積を縫うのに向いています。サテン縫いのようなふくらみはなく、上から文字や図柄を縫っても干渉しづらいという特徴があります。


矢印の部分がタタミ縫い。上の「サテン縫い」と比較してみてください

5.【外枠・外周・縁取り(そとわく・がいしゅう・縁取り) 】

 sacom worksでは、ワッペンを囲むように配置された、一番外側のサテン縫い及びロック加工(メローエッジ処理)のことを、sacom worksでは「外枠」とか「外周」と表示しています。
 ホツレ防止の役割をしています。
縁かがりの一種です。


矢印の部分。ワッペンの周囲を囲んでいるサテン縫いです。

6.【干渉(かんしょう)】

 模様と模様がかぶってしまったり、糸が挟み込んでしまったりして、図案が崩れてしまうことを、sacom worksでは干渉と呼んでいます。
 この干渉はサテン縫いの上に文字やを縫った場合や、外周の内側などに現れることが多く、これを防ぐことが腕の見せ所となります。
 データ作成のご説明の際に、干渉しやすい部分やその対策について説明することがあります。

7.【縫いピッチ(ぬいぴっち)】

 線上に縫ったときの、針を刺す間隔の長さのこと。

8.【糸密度(いとみつど)】

 刺繍は直線または曲線を往復することにより、縫いつぶして模様を表現しています。
 1mm間に縫う糸が多ければ多いほど、密な色になります(多すぎるとボコボコになってしまいますが)し、少ないほど下地がよく見えるようになります。
糸の太さや習性によっても、糸密度を変更することになります。

9.【下地(したじ)】 

 ワッペンを作る際に刺繍する生地のことです。sacom worksのワッペンでは、外周を美しく見せるために下地のツイル生地と上層のツイル生地を使うことがあります。
 仕様のページへ。

10.【生地(きじ)】 

 加工されていない縫製用の布のこと。
 sacom worksでは
ツイル(平織りの生地のうち、サージ)のほか、軍用(MIL−SPEC)の迷彩生地なども使用しています。

11.【縫製(ほうせい)】

 実際にワッペンを「縫う」作業。
 刺繍だけではなく、服や小物を作る際に縫うのも「縫製」です。

12.【カッティング・切り離し(かってぃんぐ・きりはなし)】

 縫製完了後、生地からワッペン部分を切り離す作業です。ある程度大きく切り離してから、外周から飛び出した余分な布を丁寧に切り離します。
 業者さんによって手法は様々ですが、、sacom worksではヒートカット、
ハンドカット、ロック加工(メローエッジ)で処理しています。

13.【端末処理(たんまつしょり)】

 ワッペンの表面、裏面にある余分な糸をカットする作業です。また、ホツレ防止のために裏面や外周に接着剤を刷り込んだり、接着芯などで固定します。

   

14.【縫いつぶし・全面縫い(ぬいつぶし・ぜんめんぬい)】※sacom造語

 全面を縫うときに「縫いつぶし」とか「縫いつぶす」という表現をすることもあります。変形の度合いが強くなるのであまりお勧めできません。 
 コストを少しでも抑えたいなら、一部分を縫わずに下地を露出させる「部分縫い」で縫い面積を減らすという方法もあります(その場合見積もりが難しく、面の縫製はあまり時間がかからないので、面積のわりに大きく値引きできない場合が多いです)。
 ※赤、青、黄、白、黒、銀など基本色のみですが、タタミ縫いのような質感の
エンブクロスという生地を使って、部分縫いする方法がオススメです。


(上:全面縫い(縫い潰し)ワッペン。下:縫い潰しなし。白い部分が生地と考えてください)

15.【ベルクロ・ベルクロ処理】

 ベルクロ社の商標で、マジックテープ(こちらも商標)面ファスナーなどと呼も呼ばれます。
 裏面にベルクロ処理をすると、ベルクロのメス(フカフカした側)を衣類や帽子などに取り付けておけば、その日の気分で取り替えたり、洗濯の際に取り外したりできるので、メンテナンス性に優れています。
 ミリタリー業界(米陸空軍、自衛隊など)でもワッペン取り付け方法の主流となっています

16.【フォント】

文字そのもの及び文字の形式。文字の形式とは、たとえば・・・

明朝体
 ゴシック体 行書体 ポップ体

・・・など、様々です。また、文字のサイズを示す場合もあります。
最近は
イラストレータなどのデザインソフトを使用して図案を作成されるお客様も多く、新しく作られたさまざまなフォントが使われるようになりました。しかし、刺繍データ作成で取り扱えるフォントには限りがあります。イラストレータで図案をデザイン&持込される場合は、ご希望のフォントに近いフォントを使用させていただく場合がありますので、ご了承ください。

詳細はこちら。

ちなみに、イラストレータなどで作られた、筆書きのようなデザイン文字は「フォント」ではなく「図」として取り扱います。ネームテープなどでデザイン文字を使用される場合は、別途データ作成料金が発生いたします。また、デザイン文字は図案が複雑な曲線を描いている場合が多く、再現が難しい図案の代表格でもあります。

17.【サブデュード・ロービジ】

軍用のパッチ・ワッペンに見られる、元々はカラフルな配色のマークの色を変更し、目立たない配色がなされたもの。低視認性配色(ロービジリティー:ロービジ)などとも呼ばれます。
たとえば、森林の中ではオリーブグリーンや黒を基調に配色することが多く、砂漠地帯用ではカーキ色や茶色で配色されています。また、全体的に艶消しか、艶が抑えられた刺繍糸が使われているのも特徴です。サバイバルゲーム用ワッペンや自衛隊関連パッチにお勧めな配色形式で、sacom worksでは装備にあわせてサブデュード配色をご提案することを得意としています。


18.【グラデーション】

 徐々に色が変化する表現方法をグラデーションと言います。
 sacom worksでは、刺繍によるグラデーションの表現も可能です。しかしながら、刺繍による再現のため、精度はあまりよくありませんので、お勧めしません。
 イラストレーターなどのデザインソフトを使用すると、PCデータ上及び印刷では簡単に表現できるのですが、刺繍には向かないということをご理解のうえ、ソフトを使ってデザインされてください。

 デザインのコツについてはこちら。

19.【デザインソフト】

 最近はイラストレーターなどのベクトル画像ソフトや、フォトショップなどの画像加工ソフトが普及しているので、誰にでもキレイなイラストや図案が作れるようになっています。sacom worksでは、これらのソフトをデザインソフトとして取り扱っています。

 多くの刺繍業者さんでは、手書きの図案からデータ作成するときに、このイラストレータを使って清書しており、イラストレーターによる
清書費用を徴収されるケースもあるようです(sacom worksでは、極端に難しい図案を除き、デザインソフトでも手書き図案でも同じ価格でデータ作成を行っています。)。

 イラストレーターなどのソフトは、一つ一つの線や面を表現する
「パス」の線種や面の色、グラデーションなどの表現を変えることができ、刺繍データ作成時における輪郭抽出作業の際も、作業がしやすいという利点があります。しかし、デザインソフトを使用すると凝ったデザインになる傾向があり、複雑なグラデーションや細かいデザインの場合、再現できない場合もありますのでご注意ください。

 sacom worksでは、イラストレータ−のデータ、JPEGやビットマップ等の画像、CADのほか、手書きの図案をもとに刺繍をお作りしています。

20.【CAD】

 土木建築、測量、機械の設計などに用いられる製図用ソフト。AUTO−CADやフリーソフトのJW−WIN、HO−CADなどがあります。
 JW−CADは操作性が非常に良いとの評判で広く使われており、私(sacom)も前の仕事から愛用していますが、色付けの操作にやや難点があります。
 しかし、sacom worksの刺繍データ作成は、輪郭線を抽出して行うので、CADデータと、CADデータ印刷したものを色鉛筆などで着色し、デジカメや写メで送っていただければ十分作業可能です。
 CADデータの形式は、
JWWJWCDXFなどが対応可能ですので、いづれかのデータ形式で指定して保存していただけると助かります。

21.【縁かがり】

 ワッペンの外周(外枠)の処理全般。ロックミシンによる加工をさす場合もあります。

22.【メローエッジ(メロウエッジ・ロック加工・縁かがり・ふちかけ)】


 外枠縁かがり加工方法の一つで、専用またはカスタマイズされたロックミシンで、生地の外側を囲むように加工されたもの。

 ロックミシンによる加工の中では「巻きロック」と呼ばれる処理方法の一種で、業者さんによって
「ロック加工」「オーバーロック加工」「縁かがり(ふちかがり)」「縁かけ(ふちかけ)」など、呼び方はまちまちです。
 ミリタリーマニアの間では
”メローエッジ(メロウエッジ)”と呼ばれる傾向にありますが、縫製用語としてはワッペンに限らず、フリルのような端末処理にも使われているようです。メローエッジの語源は、ネットやミシン屋さんの聞き取りによると「mello社の巻きロックミシンによる、生地を曲げない曲がらない細くて密な巻きロック」から来ているようです。
 生地(下地)がはみ出ることがないので、高級感ある仕上がりになりますが、複雑な形状のものに向かないなどの制限があります。
 sacom worksでは2011年4月より、一部形状のロック加工(メローエッジ)の対応をはじめました。
 →詳細を見る!

23.【カットエッジ(カット加工)】

 外枠サテン縫いなどで仕上げ、ハサミやヒートカッターなどで余分な生地を処理したもの。
 
生地が若干残りますが、複雑な形状のワッペンでも製作できます。
 カットエッジとは、カット加工されたワッペンそのものを指す場合もあります。
 

24.【ハンドカット】

 カット加工の手法の一つで、ハサミを使って余分な生地をカットしたもの。
 
ヒートカットを含めた、広い意味でのカット加工を指す場合もあります。
 sacom worksでは、ハサミによるハンドカットを使用しています。

25.【ヒートカット】

 カット加工の手法の一つで、ヒートカッター(ハンダゴテの一種)を使って余分な生地をカットしたもの。


sacom worksなら意外と安くお手軽にオリジナルワッペン作成できます。ご相談、お見積り無料です。
「とりあえず見積もりしてみよう」というお客様はこちらから。ご相談お見積もり無料なので、お気軽にどうぞ。

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