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ワッペン外周のロックミシン処理(外周ロック加工・メロウエッジ) 一部対応準備中です。
 業者さんによって呼び名色々:ロック加工・縁かがり・縁かけ・オーバーロック加工・メローエッジ(メロウエッジ)などなどありますが
 ワッペン外周に施す、ロックミシンによる”密な巻きロック”です。
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 外周ロック加工はじめました

 ワッペンの縁取りの処理方法についての呼称には、大きく分けて「カットエッジ」「メローエッジ(メロウエッジ)」という二つの方法があります。

 カットエッジとは、外周までを刺繍として作りこんで縁を切っていく方法で、sacom worksではこれまでカットエッジ(ハンドカット)のみをご案内しておりましたが、このたび一部ワッペンにおいて、 マイズしたロックミシンと専用の糸を使って、外周を包み込むように処理する手法”ロック加工(メローエッジ仕様)”をご案内できるようになりました。
 専用の糸がワッペンの外周を巻いているので、切り口に生地や接着芯が見えず、きれいな断面を持つワッペンとして仕上げることができます。
 複雑な形には対応できませんが(カット推奨)、多角形と円形、楕円については対応できるようになりました。



四角形ロック(角まるめ)

八角形ロック

円形ロック

ロック加工(メローエッジ)の断面。
専用の糸が巻いているので、切り口がきれいです。
※写真はベルクロ付きです。

縁取り幅は4mm程度で、生地の厚さで若干変動します。
ロック加工(メローエッジ仕様)でご依頼のさいは、縁に余白を持ったデザインがおすすめ!



 外周ロック加工(メローエッジ)の利点と弱点

【ロック加工(メローエッジ仕様)の利点】 【ロック加工(メローエッジ仕様)の弱点】
●カットした切り口がほとんど隠れるのでキレイです!
 (白い芯地がほとんど見えず、黒などは特に発色がよくなります)。
●洗濯時など、切り口に埃が溜まりにくくメンテナンスが楽です。
 (カットエッジは飛び出した生地に埃が溜まりやすいです)
●現代の業務用やミリタリーパッチで、数多く採用されています。
●耐久性の面で不安があります。
○人力で一つひとつロックをかけるので、製品に少々バラツキがあります。
○ベルクロ:マジックテープの取り付けの縫い目が、少し甘くなります。
○縁取り幅の指定・変更ができません。
○専用のロック糸の色数が少ないです。



 カットエッジとロック加工(メローエッジ仕様)の違い

刺繍直後、外周カット前のワッペン。
※sacom worksカットエッジ仕様の場合、外周より外側には黒い生地が出ます。
 一般的なカットエッジ。切り口が残ります。
※sacom worksのカットエッジでは、黒い生地をベースにすることで発色を良くしています。
 ロックミシンにてロック加工(メローエッジ仕様)を行い、ベルクロ(マジックテープ)を取り付けたワッペン。
 ベルクロの縫いは2重で行っています。


区分 外周ロック加工
(メローエッジ)
カットエッジ 備   考
仕上がり(縁の処理) 縁に糸が巻かれるので、仕上がりが綺麗になります。
仕上がり(形状) ロック加工では完全な円形は難しいので、形状優先の場合カットがきれいな場合も。
仕上がり(ベルクロの留め) ロック加工の場合、施工は自力になりますので、ラインが若干甘くなります。
耐久性 ロック糸はカットに比べ、毛羽立ちやすいです。
仕上げに関わらず縁取りはワッペンのウィークポイントですので、取り扱いはできるだけ丁寧にお願いいたします。


 ロック加工(メローエッジ仕様)の呼称について

 ワッペンの外周にロックミシンで仕上げする手法は、「ロック加工」「オーバーロック加工」「巻きロック」「縁かがり」「縁かけ」「巻きロック」などなど、業者さんによって様々な呼称が使われています。
 sacom worksでは、
”ロック加工(メローエッジ仕様)”という呼称を使わせていただいています。

 ちなみに、ミリタリー業界等で用いられるメローエッジという呼称について、ミシン屋さんや業者さんサイトの情報をもとに、sacom worksなりに語源を調べてみました。
 
要約しますと、”メロー(Mello)社のロックミシンによる”細くて密な巻きロック”を、生地を丸めることなくワッペンの外周にかける加工”が語源になっているようです。
 縫製業界においては、必ずしもワッペンの縁取りに使う加工をさしておらず、 生地がフリルのように波打つ巻きロックの手法もメローエッジと呼ばれます。
 「メローエッジ」と「巻きロック」は基本的には同じ縫い方なのですが、密度や細さ、巻く強さに違いがあり、業者さんによって呼称を使い分けたり混同したり、使い分けもまちまちのようです。

 外周ロック加工”メローエッジ仕様” 詳細規格

仕様等 内容 備考
対応している形 四角形・多角形・円形・だ円
四角形については、角の処理は少し丸めることも、ほぼ直角に曲げることもできます。
その他の形状は現在練習中です。
 
縁取り幅 4mm程度 ※生地の厚さで若干変動します。
縁取りから刺繍までの最低余白 1〜2mm(ベルクロ・マジックテープを取り付ける場合、ある程度余白があったほうがよいです)  


 取り扱いについて

 ワッペンは外周に負荷が掛かりやすく、先に劣化する傾向があります。
 できる限りワッペンの外周を何かに引っ掛けたりしないようにした方がいいです。

 特にベルクロモデルでは、オス面(フックサイド・硬い部分)をむき出しにしたまま、ワッペンを重ねないでください。
 メローエッジに使うロック糸はフカフカの特殊なもので、フックサイドでこするとヒゲのようにひどく毛羽立ちます。

 ミリタリーパッチなどコレクターの方は、重ねて管理する場合はメス面をセットして保管してください。


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